地球の陸地のすみっこで

オタクの単なる雑記ブログです

実際のところ、女性向けネット小説と2ちゃんまとめのざまぁ系の読後感は似ている

こんにちは。現在、女性向けネット小説を読み漁っている桜雨です。

今回はあることに気付いたので、それを記事にしていきたいと思います。

女性向けネット小説の傾向

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全部が全部、この傾向にのっとっているわけではありませんが、人気作品に共通している設定があります。

・舞台は西洋ヨーロッパ風のファンタジー世界。

・主人公は美人の貴族令嬢。

・婚約者が女にそそのかされ、主人公が婚約者や家族に捨てられ、酷い目に合う。

・主人公は家を追い出され、持ち前の才能や能力で尊敬され、楽に自活できる。

・主人公は現れたイケメンや周囲の助けや努力もあって成功したりする。

・主人公の知らないところで元婚約者と女が没落していく。

最終的に主人公はイケメンと結婚したりする一方で、主人公に酷い目に合わせた元婚約者と女、家族はひどい目に合うというあらすじです。元婚約者や女は婚約破棄後は全く主人公と無関係になり、正直、描写する必要性がない作品も多いのですが、没落していく様子が書かれていきます。

酷い目にあわされ、庶民になった元貴族令嬢の主人公は最終的に、自分が陥れた存在たちよりも高い身分になり、陥れた存在たちは不幸になっていく。このような作品はざまぁ系ともいわれています。

それで、はたと気づきました。この読後感は何かに似ていると。考えてみると、2ちゃんまとめでした。

2ちゃんまとめとは?

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今は2ちゃんねる改め5ちゃんねるですか。その匿名掲示板に投稿された実話とされるお話のことをここでは指します。なお、ここでは実際に実話かどうかは問いません。

基本は上司や姑といった自分より偉い立場の人間から理不尽な目に遭わされ、自らやりこめる。もしくは第3者がやりこめてくれるというものです。こちらも基本的にざまぁ系です。なお、上司や姑は不良や社会の厄介者になることもあります。

上司や姑もしくは社会の爪弾き者といった理不尽系があたふたしたり、おどおどしたり、不幸になる様子をスカッとした気分になったり、せせら笑うというのが基本的な楽しみ方です。個人的にはこういうのは胸糞が悪くなるので好きではないです。

正直な話、話の構造自体はどちらもほぼ同じ。ファンタジー小説か現実の話かってだけで、主人公が理不尽な目に遭い、そこから復活し、自分を理不尽な目に遭わせた連中が没落するかやり込められて恥かかされたり、アテが外れるかの違いだけです。で、このざまぁ系って大抵女性向けのものなんですよね。

何故、女子はざまぁ系が好きなのか?

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少数ながら、ざまぁ要素を持つ男性向け作品もある

少数ながら、男性向けのものにもざまぁ系はあるのですが、男性向けは自ら手を下すものが多いような気がする。私はざまぁ系を読んでいて、「なぜ、主人公は巨大な力を持っていながら、自らを嵌めた連中を自らの力で蹴落さないのか?」とよく疑問に思うのですが、女子向けのもので自ら復讐するものが本当に少ない。

大抵の女子向けネット小説の主人公は自らを嵌めた連中の近況を知った時、「私はそいつらについてはもう何も思っていません」 「今でも複雑な気持ちを持っているけれど、恨みとかはありません」って言います。善人です。マジかよ。私だったら、子々孫々の代まで許さんわ。

ざまぁ系の特徴は自らの手を汚さないこと

で、ざまぁ系の特徴として、自らは手を汚さずに、相手が勝手に不幸になっていくというものがあります。これは主人公が自ら手を下すことにより、相手から復讐されるリスクや自ら手を下した時の罪悪感をなくせる一方で、相手が勝手に不幸になっていくことにより優越感やスッキリとした爽快感を呼んだ人は得ているのだろうなと思う。

あと、身体能力とか諸々が劣っているのが女性だから、自ら手を下すというのはあまり共感できないのかもしれないし、選択肢に上がらないのかもしれない。

相手が不幸になることで、自分の幸せ度が実際は上がっていないのに、相対評価導入で幸せを感じているような感じ。

ストレス解消になるから好かれるのでは?

私は10作品以上読んでみたけれど、どことなく嫌な気持ちになったのが印象的。ただ、これがネットの世界では人気なので、皆、日常生活で色々とあって、そのストレスをささやかに小説やまとめで解消しているのかもしれない。

今の私にはざまぁ系を心ゆくまで楽しめるほどの大変なストレスがないのだろう。基本、ウェブライターだから、仕事のやりとりも業務連絡だけだし、未婚だから姑もいないし。人間関係のストレスがない代わりに、単価上げるにはとか新しいクライアントが良い人でありますようにといったことは考えてる。

いつからざまぁ系はあるのか?

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日本最大の小説投稿サイト『小説家になろう』で、ざまぁとキーワード検索してみると、一番古い作品は2012年のものでした。この年は東京スカイツリーが開業した一方で、円高や欧州危機、尖閣国有化、大手電機メーカーの破綻や経営不振といった出来事があり、経済的にはあまり良い年ではなかったようです。

前年には東日本大震災が発生し、それもまだ尾を引いているような状況になります。関係があるかのかどうかは正直、分かりません。無理矢理にこじつければ、一般家庭にもそれなりに経済的影響があったであろうと思われる年なので、仕事や家庭の面においてしわ寄せがあったのではないか。そのため、ざまぁのようなストレス解消が目的のようなものが出現したのではないでしょうかとなります。

今でもざまぁ系が人気なのは、状況が好転していないため、好かれる話が変わっていないのではないか?ということにしようと思います。正直、分析とかやったことねーから分かんねーのよ。

そもそも女性はざまぁが大好き

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そういえば、昔、カーチャンが友人からもらってきた嫁姑系漫画も同じような内容だったな。嫁が姑から蔑まれて、復讐するって感じの話。

女の人って何者かの手によって可哀そうになった私が、なんらかの力でそいつらが排除されるっていうのが好きなのでしょうね。その時、できれば、自分の手が汚れなければ、更によし。男向け作品の場合、主人公の可哀そう感があまり強調されずに、惨め感や屈辱感が強調されてる気がします。

男女向け作品の違いも少し垣間見た

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個人的に、女ではあるのだけど、女性向け作品をあまり見てこなかった。恋愛でドキドキハラハラするよりもバトルで相手に勝つ作品のほうが好きだから。

で、今回女性向け作品を読み漁って感じたのは男女向け作品最大の違いだった。主人公の容姿が全然違う。女性向け作品の女性主人公は皆、美人で、スタイルも良いのよ。もしくは珍しいけれど、美人な容貌。つまり、美人がテンプレ。んで、もちろん、モテる。女子は理想の自分を投影しているのかもしれない。

男性の場合は冴えない容貌がほとんどで、少数ながらデブでチビもいる。つまり、容姿がいいわけではないし、マッチョなわけでもない。しかしながら、とにかく可愛い娘たちにモテる。こちらは等身大の自分の素直な願望を投影しているのだろうか。

今まで、男向け作品ばかり読んできたせいか男向け作品のモテに共感してしまう。だって、女向けは先天的に美しくないものは異性から認められないと言われているようで、心に痛い。

女性の場合、私は美人で特別だから、ただ1人の人として選ばれるのが当然でありたいとの思いを感じた。男性の場合、特に優れた点はないが、女子たちに選ばれ、囲いたいというのがあるような気がする。優れた点がないからこそ、それでも女子たちに選ばれる自分は特別であるという構造だと思う。

胸糞なのに、なぜだか月1でがっつり読みたくなる

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私はこの記事で散々、ざまぁ系は胸糞が悪くなると書いたのだが、月1でがっつりと半日中読み漁ってしまうことがある。きっと、私にも胸糞が悪くなるから読みたくないという感情を超えて、優越感を得たいという気持ちが強いのだろう。

実際のところ、勉強してスキルアップして、周囲より有能になって収入も増えれば、ある程度は簡単に優越感を得られるかもしれないから、読み漁るより努力をしたほうがいいのかもしれないが、努力はすぐに実を結ぶわけじゃないから、ざまぁ系はお手軽に暇潰しができる上に優越感を得られるから、いいコンテンツだよね。